臨床法務と予防法務の徹底

2016年09月21日

企業法務といえば通常、臨床法務と呼ばれる業務をこなす事が中心でした。臨床法務は治療・裁判法務と呼ばれ企業内で起こった問題を解決するという仕事です。
しかし昨今は臨床法務に加えて、予防法務の重要性が高まっています。企業が新たに企業法務の雇用を考える理由には、この予防法務を行う事が出来る人材確保という事で、募集する事が多いのです。

予防法務とは何かというと、問題が起こらないように予防的措置を取るという事です。企業ではコンプライアンス教育の不備などから従業員、また経営・役員サイドが法的トラブルを起こす事例も多くなっています。
こうした企業における内外の不祥事が起きた場合、企業は培ってきた信頼をなくし、最悪の場合、倒産にまで追い込まれてしまう事もあります。問題が起こる前に、その問題についてのリスクを企業全体で把握し、問題を出来る限り起こさない努力が必要となります。その中心となるのが企業法務です。

また最近では経営に関して何かの重要な意思決定を行う際、法律の知識を持った企業法務に意見を求めるという事も多くなっています。
企業経営の本管に関わる事も少なくないため、企業法務の仕事は企業戦略という分野にまで広がりを見せているのです。こうした業務をしっかり行うためにも、法的知識は企業法務の必須知識となります。